ちょっこす蝸牛考

よしもとサンサンTVに出ていたネゴシックスを見た。(ビデオで)
ネゴシックスがよく使う、出雲弁で「少し」を意味する「ちょっこす」という言葉があるが、うちのばあちゃん(富山人)は「ちょっこし」と言っていた。
柳田国男の蝸牛考を思い出した。関西圏の人なら「アホバカ分布図」と言う方が親しみがあるかと思います。
全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路
松本 修 著
新潮文庫
ISBN:4101441219
↑だいぶ前に読みました
蝸牛考もアホバカ...も言語周圏論を書いたものです。
その昔、言葉は京都で生まれ、遠方へと同心円を描くように伝播していったため、東北地方と九州で同じ言葉が使われていたりするらしいです。
富山と島根は京都から見るとちょうど同じような距離になります。島根でも富山でも「バカ」のことは「ダラ」と言うそうですし、「ちょっこす」も同じように伝播したものでしょう。たぶん。