今さらですが青山ブックセンター

よく知らないけど、何かある本屋らしいよ。というウワサは聞いていた。いいなぁ。東京はいいなぁ。おもしろそうなものがいっぱいあって、いいなぁ。と思っていたのに、おもしろそうなもののひとつが無くなった。値段が安い以外の何かがある店がつぶれるというのは、さびしいなと思う。東京の人は「何か」がある店に行かなくなったのか、それとも青山ブックセンターに「何か」がなくなってしまったのか、地方在住の人間にとってはうかがいしれないところである。
ふと考えてみると、最近「定期パトロール」をしていないなぁと思う。本屋、CD屋、服屋、家具屋、雑貨屋など、気になる店には定期的に足を運んで面白いものはないかチェックしていた。おもしろアンテナをはっている状態だった。おもしろアンテナは機能しなくなったのか、最近は「これ!」と思ったものだけしか目もくれない。買い物も「黒い靴!」と思ったら黒い靴しか見ていない。大人になって、自分の趣味趣向が定まってきたからか、情報過多の時代の波に飲まれないよう自衛しているのか、ただ面倒くさいのか。
新しいものを取り入れず、自分の引き出しにあるものだけを引っ張り出してやりくりする生活になっているんじゃないか?年寄りに近づいているような...