キッチンとデザイン

ボウルを買ったことを先日書きました。
我が家の台所周りは私主導ですが、数年前まで同居していた母の名残が濃厚だ。
ものを捨てるのはキライなので、気に入らなくてもしぶしぶ使い続けている。
寿命がきたら好きなデザインのものを買おうと、その日を夢見て我慢して使う。
なのに。母がたまに来て、100均などで醜悪なデザインの小物を買ってくる。
自分で買ったものでも後悔することもあるのに、他人の分まで十字架を背負わせてくれるなと。
一方、母の感覚からすれば驚きの金額を出して、普通の物を買う私のことを理解できず、「もったいない!贅沢!」と言うので、両者相容れず大喧嘩である。
そんな母がうちで洗い物をしていて、「これはとてもいいデザインだ」と言った。

ボナロワ ステンレス灰皿
https://www.d-department.jp/shopping/page_b.php?dcode=202&ccode=&scode=104-2-11

来客用に小さい陶器の灰皿を用意していたが、どうやら容量が足らず、最近買ったものだ。見た目もシンプルで良いが、吸殻を捨てるとき、灰皿を洗うとき、その形状の意味が分かる。母に良い物はいいんだと分かって欲しいため、その灰皿はすぐあげることにした。
スーパーの日用品売り場には、なんだかパステルピンクとパステルグリーンのオンパレード
主婦の人たちは本当にそれを良いデザインと思っているのかな?
とりあえず、おかんに聞くと「なんでもいいねん」ということらしい。
「それが、日本の製造業をダメにするんだ!」と訴える。
うるさい子だといわれる。
うん。うるさいと思う。

職人の技が光る良い物がずっと無くならないように、使い勝手の良い機能美のものがずっと使われ続けるように、良い物を選ぼうと思う。

レッツ、一球入魂 ショッピング!