束芋

何週も前のNHKトップランナー束芋さんの回を見ました。
束芋さんは現代美術家で、アニメーションなどを利用したインスタレーション作品などを製作している作家で、同い年の女性だ。
http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/go/333.html
現在、原美術館で「ヨロヨロン-束芋展」がやっています。
余談ですが、原美術館のホームページflash-onlyなんですけど、Googleにもひっかからないし、例えば企画展の内容にだけリンクしたいとかも出来ないし、目的のものにたどり着くのにずいぶん時間がかかるし、公共性の高いホームページとしてはどうなのかと思うのですが、アートやデザイン畑の人からすれば良いデザインなのでしょうか?
で、話は戻りますが、東京行く予定が無いので、見れそうにはないこの束芋展。いろんなところでのチラ見から想像した作家像とだいぶかけ離れていました。
束芋という変わった名前は「田端(妹)」の略で、それを聞くとなんとなく親近感のある呼び名である。
ちょっとグロい感じのする映像が多いので、トンでる芸術家のような言動を想像していたが、ちゃんと相手が分かるように起承転結をつけて説明ができる、ほがらかで溌剌とした女性だった。
人にはスペシャルタイプとジェネラルタイプがいる。前者は1つのジャンルのことを専門的に徹底的に追及するタイプ、後者が広い視野でいろんなことに注意を払い統合コントロールのできるタイプ。どちらが欠けてもうまくまわらないし、どちらが上ということはない。お互いにささえあって敬意を払いあうべきだ。
束芋さんは前者だろう。番組でもそう言う話題が出ていたが、難解な現代アートという世界から、ちゃんと一般の人のところに降りて行って分かりやすい言葉で説明できる姿を見るとジェネラリストだなと思った。
ぜひ作品をリヤルでみてみたい。地元なんだから呼んでくれ。