サンタクロースの話

diy-hasami2006-10-16

d long life design 8号を通勤で読んでました。
不覚にも何度も涙が出そうになりました。
パラダイス山元さんという方がいます。東京パノラママンボボーイズで「ウッ!」とか言っていたと思ってたら、ルリちゃんという80年代アイドル声の女子とユニット組んだり、盆栽に人形をフィーチャーした「マン盆栽」を提案してきたり、節目節目で「何者?」という感じで視界に入ってくる人です。パラダイス山元さんは本物のサンタクロースだということも、知っていました。マンボボーイズの前は富士重工(スバル)のデザイナーだったらしいです。
http://yaplog.jp/santa/
「サンタクロースを何歳まで信じていましたか?」
多分、今だと小学校2、3年生くらいで「サンタクロースはお父さんだ」ということになってしまうのでしょう。
私はずっと「サンタさんおるで」と言い続けた。薄々感づいてはいたのですが、誕生日プレゼントの習慣がなく、クリスマスプレゼントだけが1年で唯一のチャンス。しかし「クリスマスプレゼントはサンタさんにもらいなさい。お父さんお母さんはそんなもんあげません」と強く言われたので、「サンタさんはいるのだ!」と言うしか無かったのです。「いない」と言ったが最後、クリスマスプレゼントは無くなってしまうということが予想できた。
小2くらいでゲームウォッチをもらった時に、保証書におもいっきり近所のおもちゃ屋のハンコが押してありましたが、「サンタさんは気を利かせて、近所のおもちゃ屋の保証書までつけてくれたんや!」と逆に気を使って言ってました。
本物のサンタクロースによれば、
「サンタクロースはいるよ」
とちゃんと子供が言える世の中がすばらしいのだということです。
信じさせる手段はどうあれ、「サンタはいない」と言わせなかった両親には感謝すべきだなぁと思った。
しかし中学生になった年のクリスマスに弟が寝てしまってから、母が「ハイ」と図書券をくれた。
ちょっと悲しかった。
でもうちにはサンタはいた。