山中俊治氏とモエレ沼公園

http://lleedd.com/blog/2009/08/22/usui_san/
結局、「骨展」には行けなかったけど、その「骨展」で展示されていた作品。DURA-ACEのクランクにまず目が行くのは仕方ない。これはロードレース用の義肢。
講演を聞きに行った際、こんな話を聞いた。
今まで義足は本物に似ていれば似ているほど良いとされていた。機能を犠牲にしてでも義足であるということがわからないことが良い。その呪縛から解き放たれて、機能を追い求めた物の造形物としての美しさが表現できれば、新たな道が開かれるのではないか。
http://lleedd.com/blog/2009/09/26/anti-antinomy/#more-2114
テレビでモエレ沼公園イサムノグチの特集をしていたときにもそのような話を聞いた。モエレ沼公園は、山だの森だの自然をマネして作る従来の公園ではなく、人工物ならではの美しさがある。それが「公園自体が彫刻」と言われる所以だ。
山中俊治氏はGマークの審査委員を辞退されたそうだ。エンジニアの視点を持つデザイナーの「思うところ」というのがどういったことなのか、ぜひ聞いてみたい。