出囃子

出囃子が気になる。落語家や漫才師などが自分が登場するときにかける曲である。プロレスラーなんかも登場曲はあるので、出囃子とは言わないが、大きく含めることにしよう。
落語の場合は自分の出囃子を使うのがほとんどだが、漫才の場合は番組や舞台によるようだ。
MBSの「上方漫才まつり」という番組がある。つい最近まで浜村淳司会の古典的作りの番組。出囃子は太鼓、笛、三味線を使った伝統的なタイプ。若手には決まった曲は用意されていないようだが、ベテランにはそれぞれ用意されている。ハイヒールの出囃子は「靴がなる」らしい。ハイヒールだから。
古典的な「チャンリンドンドン」ってのは珍しいので、この番組は貴重な存在である。普通、若手の舞台に「チャンリン...」は無いので、出囃子はそれぞれが好きな曲を決めているようだ。
ちょっと特異だが、「ダイナマイト関西」は、笑いを格闘技化した演出をしているので、プロレスやK-1のように曲と共に芸人が登場する。誰がどういう想いでその曲を選ぶのか考えをめぐらすのが楽しい。
MBS漫才アワードはそれぞれの出囃子を使っていた。普段から使っている曲のようだ。麒麟が電気グルーヴってのはうれしい。アワードには出てなかったが、笑い飯はいつもジャクソン5だ。初め聞いたとき意外で笑ってしまった。で、アジアンの出囃子が気になる。ちょっと昭和っぽいニオイもするけどかっこいいの。知ってる人いたら教えてください。
今気づいた。MBSは出囃子尊重派か？
自分が何かの土俵にあがるときにかける登場曲ってのを選ぶとしたら何がいいだろうか？ちょっと難しいけど、考えるのは楽しそうだ。CDの整理がてら、自分の出囃子を考えてみよう。
みなさんなら、何にしますか？ぜひ教えてください。