来たぞコノヤロー

diy-hasami2006-09-02

大地の芸術祭「越後妻有トリエンナーレ」に行ってきました。
空家プロジェクトを中心に見て回りました。
越後妻有周辺は、地震や豪雪などの災害が過疎化に拍車をかけ、空家だらけになっているらしく、それらの空家を利用し作成したそうだ。作品のために提供されたのは、廃校となった小学校などもの含め約40軒というからすごい。
現代美術には全く興味のなさそうな父と、ちょっとは理解しようとするが草間彌生のブツブツは受け付けないという母と行った。
空家には古い農具などがたくさん置いてあり、富山出身の両親は懐しかったようで作品とは無関係に盛り上がっていた。
とりあえず、日比野克彦みかんぐみは見ました。評判のいい「ココロの花」「スパイラルワーク」も見ました。あとは、松代、十日町エリアを中心に行けそうなところをちょこちょこ。
1日では回りきれません。十日町市全域、津南合わせて700平方km以上(大阪市全域で200平方kmくらい)。広大なエリアに作品が点在するのです。しかも棚田が有名なところなので、景色は美しいかわり、曲がりくねりまくった山道。車での移動だったが、朝ごはんをなんども反芻した。
休みの日だったので、遠方からのお客さんも多かったが、地元の家族連れや年配の夫婦とかも結構いて、生活エリアに突如現れる非日常的な現代アートと触れ合い楽しんでおられる姿が、よそ者ながらちょっとうれしく思った。私たちからすれば、新潟の山間の生活自体非日常的なのだが、非日常の方向性が「あっち」と「こっち」なので水と油かと思いきや、いい作品は老若男女問わず馴染むことができるようだ。
また行きたい。