働くこと

社会人になってまる6年。7年前、就職試験を受けて面接されていた人間が、今、面接する側にまわっている。
学生が思っているほどこちらは偉くはないし、カケヒキ的なことも考えてない。基本的に、その人がうちに入ってきて楽しく働けそうか、一緒に私たちも楽しく働けそうかで○×をつけるので、本人の能力とはあんまり関係ない。
何10人もの志望動機を聞いていて、今の世の中男女平等と言っても、まったく同じではないなぁと思った。
能力や努力の度合いは男女間でそんなに変わらないと思う。
「働く」という意味が男女で違うのだと思う。
男の人は、働くのは当然で、生きていくために働く「生業」という考えの人が多いのではないか。
女の人はお金を稼がなければならないという緊張感がまるでない。一番は自己実現。自分のためなのだ。だから、芸術重視だったり、社会貢献重視だったり、能力開発重視だったりするようです。
会社は利益を出さなければいけないところなので、お金を稼ぐことへの執着があまりない女の子はどうもしっくりいかないのである。
(そういう人が多いという意味で全員がそうではないですが)
かく言うわたしも「楽しい」重視でここまでやってきて緊張感まるで無しである。7年目にして働くという意味を考えさせられる。