水道トラブル 五千円〜

家の鍵をなくした。
鍵を持っている家族は、みんな電車で3時間以上かかるところにいる。
出張から帰ってきて、家に入れない。夜10時。
カギの救急車みたいなところに電話したら、「深夜料金になりますので、\14000になりまーす」と言われた。
ほんの一瞬、カギを開けるだけで\14000。
朝なら安くなるらしいので、とりあえず友達の家に泊めてもらうことにしたが、会社に忘れたのを思い出し、会社最寄の後輩が探し出してくれて見つかったので、お金を使わずに済んだ。
休みなのに、前日の出張に着ていったスーツのまま翌早朝から会社に向かった。
以前、水道が壊れたとき、「水道トラブル五千円〜」のところに電話しようかと思ったが、水道の修理くらいDIYerならやらなければ。と思い、ネットで仕組みを調べプリントアウトした。しかしサビで解体すら出来ない状態。仕組みも理論も関係ないところで作業はとまってしまった。
やっぱり「水道トラブル五千円〜」のところに頼まなければならないかなーと思ったところ、おかんがやってきて「エイッ」と掛け声と共に、ビクリともしなかったナットを開けたのだ。
なかなか開かないジャムのふたとか家族中たらい回しにされた後、結局開けるのはおかんである。
おかんは最強である。